魂を揺り動かし、さらに上の次元へ誘う『玉響』
本誌のタイトルである『玉響(たまゆら)』の意味について、まず簡単にご説明しましょう。
日本神話によれば、伊邪那岐命が天照大御神に高天原統治の神勅を与える際、その証として自らの分魂を珠(御頸珠)に宿し、ユラユラと振り鳴らして大御神に授けたことが、『古事記』に記されています。
古神道では、「たまふり」とか「たましずめ」と呼ばれる鎮魂の行法がありますが、いずれも自分の内に秘められた霊力を甦らせるための秘術と言われています。
また、神社や神体山など、聖なる場所で写真を撮ると、時々、不思議な丸い形の霊光が映ることがあります。この霊光が「玉響」あるいは「オーブ」などと呼ばれるもので、その聖地に出現した御神霊や精霊だと考える人もいるようです。
『玉響』にはそのような様々な意味が含まれるわけですが、本誌の場合、『玉響』という言葉の中に、「これを読む人は誰もが、魂の底から揺り動かされ、すべての細胞が活性化し、さらに高い次元へと導かれるであろう」─── という思いが込められているのです。
月刊『玉響』って、どんな内容なの?
日月神示には、「身魂(みたま)磨き」の大切さが繰り返し説かれています。
「身魂磨き」とは、身と魂の両方を磨くことであると神示にあります。その「身魂磨き」をサポートするという主旨において作られているのが、『玉響』です。
「身」とは、必ずしも私たちの肉体に限定しているのではなく、物質的な領域すべてを指しています。私たちのからだの健康に関わることはもちろんですが、地球を一つの大きなからだと見れば、環境とか生態系など、この世に実在する生命すべてが含まれます。
「魂」とは、霊性や魂といった形を持たない領域すべてを含みます。具体的には、私たち日本人の精神形成にかかわる歴史とか古代史、宗教、思想、霊的世界といったものを主体とします。
「この道は、中行く道」と神示にもありますように、霊に偏ることもなく、体に偏ることもなく、霊と体の両面を複眼的に、バランス良く考察する姿勢が大切です。
この小さな冊子にそうした数々のテーマをすべて盛り込むことは出来ませんが、個人ではなかなか迷いが生じてうまくいかないこともある「身魂磨き」を、“嬉し嬉し”で無理なく続けて頂けるように、また各自の研鑽の一助として頂けるように、上記の内容にもとづいた誌面づくりを心がけています。
『玉響』では、激変する世界情勢をふまえた時事問題や、差し迫る天災人災の最新状況と予測、深刻さを増す医療問題、そして真の健康づくりに関する有益な情報などが満載。
中矢伸一の最新の書き下ろし連載はもちろん、注目のメンターとの対談やインタビューを掲載、さらには強力な執筆陣の先生方が、マスコミが取り上げられない裏情報やホンモノ情報を提供しています。
昨今は、自主的に情報発信をしている論客や有名ブロガーでも、為政者の意にそぐわない情報や発言は厳しくチェックされ、統制されるようになってきました。
月刊『玉響』は、いかなる権威や権力にも屈することなく、真実を発信する月刊誌として、これからも発行を続けていく所存です。