中矢伸一の「日々是弥栄」

侍ジャパンに真の日本魂を見る

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC、侍ジャパン優勝、おめでとうございます。

14年前の2009年に日本が世界一になった時も大いに盛り上がりましたが、あの時以上の熱気に日本列島全体が包まれたような気がします。

 

昨日の優勝から一夜明けたばかりなので、まだ皆さん興奮冷めやらぬ状態にあるようですが、私も気づいたことを一つ、私なりの観点から書いてみたいと思います。

 

まず、日本人はやはり、「和す」ことが得意で、和すことで世界で最も強くなるということ。

だから「和の心」が大切なんですが、それだけではダメです。

その前に、「強さ」がなくてはなりません。

ただ仲良くすればいい、というものではないんですね。

神道的霊魂観で言うと、和魂(にぎみたま)と荒魂(あらみたま)です。

その両方が揃って、初めて無敵となるのです。

 

外国は、強い者が好きです。優しさも大切ですが、それよりまず、強いこと。

勝負の世界であればなおさらです。

世界一強い者が、優しくて、礼儀正しく、他者への気遣いがあり、対戦相手もリスペクトする。

なおかつ、周辺の環境も汚さず、ゴミなども綺麗にして帰る。

こうなったら、世界中が日本ファンになります。

それを体現しているのが、侍ジャパンです。彼らは日本人の代表なのです。

ここまでできる国は、日本しかありません。

 

でも、それもこれも、初めに「強さ」=「荒魂の発動」があってこそです。

その「世界一の強さ」を身につけるために、どれほどの努力があったのか。

そこにも、日本人ならではのストイックさとか、克己心とか、そういうものの裏打ちがあるのだと思います。

私は野球のことは詳しくないのでよく知りませんが、おそらくメンバーのどの選手も、才能に恵まれているだけではなく、ここまで来るのに常人では耐えられないような努力を積まれたことでしょう。

 

本当に、おめでとうございます。

そして、感動をありがとうございました!