新渡戸記念館問題、高裁の判決は「棄却」
十和田市にある新渡戸記念館の廃館決議の取り消しを求める控訴審で、仙台高裁の上田哲裁判長は昨日(7月10日)、「棄却」の判決を下しました。
これは青森地裁の判決をそのまま追認するものであり、原告の新渡戸家としては到底受け入れられないものですから、即、最高裁に上告する手続きに入りました。
ついにこの行政訴訟は、最高裁にまで行くことになりました。
6月20日の当コラムでも書きましたが、十和田市が行った耐震診断が疑惑だらけなので、改めて第三者による再鑑定をすればいいだけの話なのに、なぜかそこの部分には触れず、「市議会が決めたことなんだから従うべき」とした今回の判断は、この裁判の本質を見ようともしない、デタラメかつテキトーな判決と言わざるを得ません。
前回、仙台高裁で行われた控訴審では、新渡戸家の主張を全面的に認める司法判断が下され、青森地裁に差し戻されていました。
それでも青森地裁の差し戻し審では、まさかの原告敗訴の判決が下され、これを不服とする新渡戸家が再び控訴していました。
すでに新渡戸家の主張に全面的に沿う判決を出した仙台高裁に持っていけば勝てると思っていたところ、これまたなぜか、前回担当だった裁判官がいなくなり、全員入れ替わっていて、新たに一から説明しなければならなかったのです。
その時点で、何か嫌なものを感じていたこともありましたし、すでにお伝えしたように、高裁の裁判官は「再鑑定をする必要はない」という判断を示していましたので、これは今回も棄却されることになるだろうとは推測していました。
しかし、この判決が下された後で知ったのですが、今回の控訴審で裁判長を務めた上田哲という人物は、国や大企業寄りのトンデモ判決を出すことで有名な人だったようです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/39318?page=2
さらに、裁判官の岡口基一という人物は、最高裁に噛みついて東京高裁から仙台高裁に飛ばされた、いわくつきの裁判官でした。
しかもなんと、白ブリーフ姿の自撮りでも話題となってました!
https://workfreelife.net/archives/1473
この「最強の二人」がタッグを組んだら、新渡戸家の主張なんか棄却するに決まってますね。
どうして裁判官がこの二人に替わったのか、不思議だなあ・・・。
でも、このような司法判断が下された以上は、仕方ありません。
次は最高裁という舞台で、正々堂々と戦うしかないですね。
皆様には引き続き、ご支援のほどお願いいたします。
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