衰退するグローバリストとの戦いの中で
9月20日、自民党総裁選の投開票が行われるそうです。
今回は、『玉響』6月号に掲載した拙稿「平成 飛耳長目」(第13回)「衰退するグローバリストと新勢力の戦い」の中から、安倍総理に関する話について、再度ここに書きます。
(ただし、誰の目にも触れるところなので、一部を切り取る形になりますが。)
これは、安倍総理の側近から直接話を聞いたという人から聞いた話になりますので、“また聞き”になりますが、信頼できる筋からの情報です。
それによりますと、安倍さんには三つの敵がいるのだそうです。
一つは、「財務省」。
日本の12省庁の中でも序列トップにあり、最も力を持っているのが財務省です。
安倍さんが財務省と攻防を繰り返してきたことは、ネットでも知られています。
二つ目は、「マスメディア」。
これも説明するまでもなく、おわかり頂けると思います。
地上波テレビをはじめ、主要な新聞社なども、産経新聞以外はすべて反安倍一色です。
野党と結託し、「モリ・カケ問題」というガセネタで世論をあおり、政権の座からひきずり降ろそうと必死です。
そして三つ目は、「グローバリスト」です。
安倍さんは、「グローバリスト」をはっきり“敵”と認識していることがわかりました。
しかし、一国の首相程度ではさすがに太刀打ちできないので、この戦いにまでは手をつけていないのだそうです。
それほどグローバリストというのは強大な勢力なのです。
グローバリストはアメリカが本拠地であるように思われますが、トランプ氏が大統領に就任してからは、旗色が変わりつつあります。
トランプ氏は「古き良きアメリカを憧憬するおやじさん」のような人で、「反グローバリスト」であり、マスメディアとも戦っています。
トランプ氏と安倍総理は当初から話が合うようですが、「グローバリスト」をめぐり、お互いの利害が一致している可能性もあります。
さらに言えば、ロシアのプーチン大統領も「反グローバリスト」として知られています。
ここに米国・ロシア・日本は、表向きにはいろいろあるものの、リーダー同士の心は通じ合うことになり、「反グローバリズム」への結束が生まれたのではないか、というのが私の憶測です。
この戦いはまだ始まったばかりであり、今後どういう展開になっていくかわかりません。
しかし今回の総裁選、石破さんと安倍さんのどちらが日本の最高権力である総理大臣のポストにふさわしいかは、論を俟ちませんね。
ところで、今、アメリカで支持を広げている「Q Anon」って、ご存じですか?
https://www.youtube.com/watch?v=3vw9N96E-aQ
トランプ大統領と先日、ホワイトハウスで会ったそうですが。
いわゆる「陰謀論」ですが、「闇の勢力」の裏事情も少しくらい知っている私としては、一笑に付せないものがあります。
ちょっと前の、フォスター・ギャンブルの「Thrive」を思い出しました。