中矢伸一の「日々是弥栄」

日本は日本人が住むからこそ日本である

私はニュース以外、ほとんど地上波のテレビ番組は観ないのですが、NHKで放送されている『さわやか自然百景』と『小さな旅』だけは、けっこう楽しみで毎週観ています。

 

まあ、あの「NHK」なんですが。この日曜朝の番組だけは、いいですね。

 

とくに、『小さな旅』が好きなので、できるだけ欠かさず観るようにしています。

 

かなり古くからある長寿番組ですが、若い頃ですと、観ることはあってもそれほど感動もしないというか、いつも静かに、淡々と流れていく内容なので、逆につまらないと思っていたかもしれません。

 

それが、歳を重ねた今、私の中では一番のお気に入りの番組に。

 

『小さな旅』では、全国津々浦々、いろいろな場所を旅して、人と触れ合うのですが、どこに行っても、日本人の優しい気遣いや、伝統を大切にする心、自然と共に生きる精神などが、ひしひしと伝わってくるのです。

べつに番組としてはそういうことを描こうと狙っているわけではないと思いますが、そんな日本人の美しい心が、にじみ出るように描かれてしまうのだと思います。

 

うんうん、と一人頷きながら観る私。

感動して、涙を流すこともあります。

 

先週、私は家内と共に、北海道の道東地方を旅してきました。

日本は全国どこに行っても、必ずその地方の美味しいものがありますし、郷土自慢になるような伝統文化など、良いものがたくさんありますね。

見知らぬ人々との心の触れ合いもあります。

 

国内の旅に出ると、本当に日本は良い国だなあと思えますし、それがわかっているので、『小さな旅』を観ると、あたかも自分が旅をして、人々と触れ合っているような気持ちになります。

 

それで気づいたことがあります。

日本は日本人が長い間住み、自然と共に生きてきたからこそ、良い国なのだということです。

 

今、海外でも日本の良さが知られるようになり、外国人観光客もずいぶんと増えているようです。

最近は中国から“爆買い”にやってくる団体客は少なくなってきたそうですが、それでも、都内に出れば中国人はやたらと多いです。

ここ埼玉県の西川口のあたりでは、中国人の人口が急増し、リトルチャイナタウン化しているそうです。

 

こういう動きは早めに規制しないと、彼らはどんどんやってきます。

中国人は家族や親類を呼び寄せ、集団で住みますし、郷には郷に従うことなく、自分たちの権利を主張します。

仮に中国国内で内乱や巨大な自然災害が起き、難民が日本に押し寄せた場合は、目も当てられないことになるでしょう。それは中国だけでなく、韓国の場合も同じです。

 

しかし、もし仮に、日本がチベットやウイグルのように中国に呑み込まれてしまったら、日本の良さは無くなってしまうでしょう。

日本列島という形は残っても、ただの中国の一部となるだけです。

 

日本は、日本人の繊細な心遣いや、自然の恵みを大切にし、共に生きようとする心があるから、どこに行っても美味しいものがあり、美しい自然があり、人々の優しい心があるのです。

 

中国になったら、もうそんな日本は終わりです。

森も山も、川も湖も、植物も魚も動物たちも、みんな変わってしまうでしょう。

 

日本は日本人が住んでいるからこそ、日本なのです。