十和田市の暴政を許してはならない
6月18日の本コラムで、「十和田市行政はどこまで堕ちるのか」と題し、十和田市にある新渡戸記念館の廃館問題について触れました。
今回は、その続報です。
すでに仙台高裁での判決は出ているわけですから、市側が新たな証拠でも出さない限り、逆転は有り得ません。
7月10日は、市側による資料の提出期限の日だったのですが、出してきた資料は、やはり大したものではなかったようです。
それはそうでしょう。市の勝手な「いいがかり」から始まったものなんですから、市の主張を裏付ける資料なんて出せるわけがないのです。
十和田市は、もはや敗訴は免れないと思ったのか、今度は共産と革新と結託し、新渡戸家に対して陰湿なネガティブ・キャンペーンを始めました。
私の方に入ってきている情報によれば、その内容は以下のとおりです。
1. 十和田の新渡戸家は、偽物の新渡戸である。
2. 新渡戸記念館で保存している史料は、すべて偽物である。
3. 新渡戸の本家は、東京にある加藤家である。
4. よって、十和田市にある新渡戸家の史料は護る必要がないものである。
言うまでもありませんが、これらはすべてデタラメです。
裁判では負けそうなので、今度は新渡戸家そのものの存在を否定する人格攻撃に出てきました。
情報提供者によると、今、末端の人たちを利用してあちらこちらへ電話をしまくっているそうです。
誰がそんなことをやっているのかというと、市長と副市長が率先してやっているというのですから呆れます。
十和田の新渡戸家は正式な嫡系であり、新渡戸家代々の史料を護って現在に至っています。
新渡戸稲造を中心に新渡戸記念館を創始したことは明らかであり、周知の事実なのです。
いったいどの面さげて、今さら史料が偽物だとか、新渡戸家は偽物だとか言うのでしょうか。
噴飯ものとはこのことです。
加藤家と十和田新渡戸家は親戚ですが、加藤家には現在おばあさんが一人おられるだけで、跡継ぎもいないそうです。
また、十和田新渡戸家とは悪い関係にあるわけでもないということです。
とにかく市は、とんでもないデタラメを吹聴して回っているのです。
そもそも行政というのは、市民から選出された人たちが、市民の信頼を得て運営するものではないでしょうか。
これでは、自分たちの言うことを聞かないものは誰であろうと叩き潰し、そこに保存されているお宝は奪い取るという、ヤクザと同じです。
いや、ヤクザだって(日本の伝統的なヤクザであれば)ここまで酷いことはしないでしょう。
こんなことが今、外国ではなく、この日本で起きているなんて信じられません。
十和田市のやっていることは、行政の力で一市民(しかも十和田を開拓した大恩人であり世界的偉人を輩出した家)を抹殺しようとするものです。
たとえ司法の判決が下されても、矛を収めるどころかますます横暴をエスカレートさせ、人格攻撃にまで出るとは。
まさに民主主義の根幹を揺るがすものであり、地方行政における前代未聞の事態です。
十和田市の職員や市議会議員の全員が、こうした行為に加担しているわけではないでしょう。
しかし問題なのは、こうした市の横暴ぶりに、誰も声を挙げないことです。
みんな、市長や副市長を敵にまわしてしまうのが、怖いのです。
地元の新聞社までもが、市とベッタリで、第三者の立場で報道しようとしない。
いわゆる偏向報道というやつです。
私はここに、今、日本で起きていることの縮図を見ます。
情報提供者によれば、市と組んでネガティブ・キャンペーンを展開しているのは、共産系や革新系といった連中だといいます。
そこに、地元紙(メディア)も加わって真実を隠し、歪めて報道し、市民を煽動する。
日本国民は、十和田市で起きているこの恐ろしい実態を直視するべきです。
そして有志が結集し、彼ら行政の横暴にストップをかけるとともに、正義の力をもって剔抉(てっけつ)糾弾し、健全な市政を取り戻すべきです。
絶対に負けられない闘いが、ここにあります。
小名木善行先生も、ブログでこの問題を詳しく取り上げてくださっています。
ぜひこちらもお読みください。
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3830.html#more
新渡戸家が十和田市に対して全面勝利し、市政に巣食う悪を一掃することが、一つの雛型となり、そこから立て直しの波が日本全国へと広がっていくことになるのかもしれない。
私はそんな気がしています。