中矢伸一の「日々是弥栄」

松本智津夫らに死刑が執行され、すべては終わったのか

オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫ほか元幹部7名の死刑が、本日執行されたそ

うです。

 

世の中を震撼させた地下鉄サリン事件から23年。

ずいぶん長くかかりましたが、これでようやく一連のオウム裁判のカタがついたこと

になります。

 

私も、知り合いの公安関係者に、どうして早く死刑を執行しないのか、ああいう連中

を生かしておくのは税金の無駄ではないかと聞いたことがありますが、

当局としては、死刑を執行した後の、信者の動きを警戒しているということでした。

 

麻原の狂信的信者はまだ根強く存在していますし、死刑になれば日蓮の法難のように

神格化し、過激な行動に走る可能性もあります。

また一般人を巻き込むようなテロを起こして、なるべくたくさんの人を道連れに死の

うと画策するかもしれません。

今回、死刑が執行されましたので、当面は注意が必要ではないかと思います。

 

私が聞いている話では、オウム真理教の一連の事件の背後には、もっと大きな悪が隠

れています。

極左勢力がオウムを抱き込み、国家転覆の謀略を実行に移そうとしていたようなので

す。

この辺の情報も、警察は相当つかんでいたようです。

 

オウム真理教という宗教団体が暴走し、悪事を働いたように報道されていますが、真

相はそんな底の浅いものではないと思います。

オウムなんて、いわば使い走りです。

本当の悪の勢力は、善の顔を装いながら、社会の影に隠れているのです。