十和田市行政はどこまで堕ちるのか
静岡県伊東市のホテル跡地の売買をめぐる贈収賄事件。
前市長・佃弘巳容疑者が逮捕される事態となり、その詳細は全国に知られるようになりました。
この話もひどいものがありますが、こんなものとは比べものにならないほど、とんでもないことが十和田市で起きています。
それが、青森県十和田市にある「新渡戸記念館」の廃館問題です。
行政というのはここまで腐るものか。伊東市の件が可愛く見えます。
十和田市が新渡戸家と話し合いも持たず、一方的に廃館を決議したために、行政訴訟にまで発展しています。
青森地裁は、1年半もダラダラと引き延ばした挙句に判決を出せず、仙台高裁で控訴審が行われることとなり、昨年6月、新渡戸家側の主張が全面的に受け入れられ、地裁に差し戻す判決が下されています。
そして今、青森地裁で差し戻し審が続いていますが、要はもう、決着はついているのです。
高裁で、新渡戸家の主張が全面的に認められ、「もう一回審議をやり直せ」と命じられたわけですから、これを覆すような新たな資料でも出てこない限り、十和田市側の敗訴は、間違いないのです。
これがわかっているため、十和田市は、のらりくらりと時間稼ぎをし、裁判を引き延ばしています。
そして最近明らかになった新たな動きがあります。
十和田市は、まったく別な方法で新渡戸記念館を廃館に追い込み、所蔵品を収奪しようと企んでいるのです。
あまりの無茶苦茶なやり方に、内部告発者も出始めているようです。
その情報の一部が、私のところにも来ています。
小名木善行先生のところにも来ています。
小名木先生も、このことをさっそくブログで取り上げてくださいました。
皆さん、十和田市で今何が起きているか、ぜひ小名木先生のブログをお読みください。
これまでの経緯がよくまとめられています。
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3790.html#more
新渡戸稲造博士の世界的な名著『BUSHIDO』は、副題が「The Soul of Japan」です。
「日本の魂」なのです。
「日本の魂」の何たるかを世界に知らしめた新渡戸稲造博士ゆかりの記念館を取り潰し、所蔵品を奪うだけでなく、新渡戸家を取り潰そうとしているのが、十和田市行政です。
三本木原の開拓以来、新渡戸家三代にさんざん恩を受けておきながら、こんな仕打ちまで出来る行政が存在するとは。
日本で起きていることとは思えません。
日本人であれば、できないことです。
新渡戸記念館の所蔵品の所有権は、当然、新渡戸家に帰属するものですが、これは同時に、日本国民の宝でもあります。
十和田市のものではないのです。
また当然、十和田市が新渡戸家の意向を無視して収奪し、海外に売り払っていいものでもありません。
十和田市のこのような横暴を、絶対に許してはなりません。
首謀者の悪事を天下にさらし、法のもとに成敗するべきです。
十和田市行政の裏をほじくると、伊東市の数十倍、数百倍に相当するような、とんでもないことが暴かれるでしょう。
全国の心ある人たちが、今、十和田市の出方に注目しています。