中矢伸一の「日々是弥栄」

高齢者による運転事故が増加中

528日、神奈川県茅ヶ崎市で、90歳の女性が運転する車が赤信号を無視して交差点に進入し、歩道に乗り上げて4人を跳ね、1人が死亡するという事故が起きました。

 

90歳になってもまだ運転していたとは、驚きです。

しかも運転していたのは赤のプリメーラで、限定モデルのP10

90歳で、現役の走り屋なの?

 

死亡事故を起こしてしまう前に、免許返納できなかったんでしょうか。

 

私にも高齢の母がおりますが、80歳を過ぎてもまだ運転していたので、数年前にやめさせました。

やはりちょっとずつ、認知機能の低下が見られたためです。

ウインカーを出さずに右折するとか。知っているルートなのに迷ってしまうとか。

 

本人は、翌年に免許の更新時期が来るけど、更新はしないと言っていましたが、私は、許しませんでした。

来年とか言ってる場合じゃない、今すぐにでもやめろと。

これに対して弟は、すぐに車の運転をやめさせるのは可哀想だ、運転の技能にはそもそも問題はないし、毎日の生活もあることだから、様子を見ながら運転をやめる方向に持っていくべきだと、母の気持ちに寄り添った主張をします。

私は、事故は明日にも起きる。人を殺してからでは遅い。母の希望とか聞いている場合ではない、とにかくもう運転させるなと言って大喧嘩です。

 

親戚も私の意見に賛成だったようで、結果的に、母の車は叔父の家に引き取られました。

 

そうしたら、車がなければないで、バスもあるし、歩くのも運動になっていいと本人も言うし、とくに問題になるようなこともありませんでした。

 

母のかかりつけの医師からも、「車は取り上げて正解でしたね」と後年、言われました。

 

それから間もなく、高齢者ドライバーによる事故が増え、世間でも騒がれるようになりました。

 

ですので、私のこの問題に関する対処の仕方は、上の通りです。

本人の希望を聞いたり、様子を見て段階的に、なんて言っていたのでは甘いのです。

もうそろそろ危ないのでは、という兆候が見られたら、車のキーを取り上げるなり、壊して走れなくしてでも、やめさせるべきです。

そんなことしたら、本人が困ってしまうって? 可哀想?

それは車を取り上げたあとに考えればいい話。

車なんかなくても、死にはしません。というか、それで死ぬぐらいなら死になさい。関係のない子供の命を事故で奪ってしまうくらいなら、その前に自分が死んだ方がいいんです。

 

以下、Yahoo!ニュースから転載します。

 

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政府は認知症対策の強化など高齢運転者の事故対策を進めているが、昨年の80歳以上による死亡事故は235件と前年からわずかに減ったものの、全体の72%を占め、増加傾向は依然続いている。

 

警察庁によると、昨年の死亡事故について、ドライバーの年齢層別に免許保有者10万人当たりの件数を調べたところ、75歳未満の平均が37件だったのに対し、7579歳は57件で約15倍、8084歳は92件と約25倍だった。85歳以上は146件で、4倍近くに達した。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00000011-jij-soci