Media 有志の会より時事情報をお届けします ※必ずしも中矢伸一個人の意見ではございません

グアムの北朝鮮ICBM危機について

写真出典:http://www.sankei.com/world/photos/170810/wor1708100018-p1.html

 

①北朝鮮、グアム沖に4発発射「検討中」 広島など日本上空通過も予告 2017.8.10
http://www.sankei.com/world/news/170810/wor1708100007-n1.html
②グアムの米戦略爆撃機、北朝鮮へ先制攻撃の準備整う 米NBCテレビ報道 2017.8.10
http://www.sankei.com/world/news/170810/wor1708100018-n1.html
③北朝鮮のミサイル開発に中国軍部が関与か…米国の制裁強化で中国経済が崩壊危機 2017.07.31 渡邉哲也
http://biz-journal.jp/2017/07/post_19988_3.html
④中国共産党部長、制裁除外を要請 公明代表に 毎日新聞2017年8月8日
https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00m/010/101000c
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【要約】
①「火星12は、島根県、広島県、高知県の上空を通過することになり、射程3356・7キロを1065秒間飛行した後、グアム島周辺30~40キロの海上水域に着弾する
金司令官は計画の目的について、「グアム島の主要軍事基地を制圧、牽制し、米国に厳重な警告信号を送るため」
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②米NBCテレビは9日、国防総省が北朝鮮に対する先制軍事攻撃の選択肢の一つとして、米空軍のB1戦略爆撃機による北朝鮮の弾道ミサイル発射基地などに対する精密爆撃を実行する準備を整えたと伝えた。
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③渡邉 アメリカの北朝鮮制裁強化で中国が崩壊する可能性が高いです。たとえば、先に述べた対北制裁強化の法案に一番反対しているのが中国であり、何度もアメリカに抗議しています。
なぜかといえば、それによって実際に苦しくなるのは中国だからです。現在、北朝鮮の取引先の約90%は中国企業であるといわれており、資金をやり取りしているのも中国の銀行です。それらの企業や金融機関がすべて制裁の対象となる可能性があるわけで、両者とも貿易決済が一切できなくなり、銀行口座は凍結しなくてはいけなくなるなど、そのダメージは計り知れません。
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④北朝鮮に関する日本の独自制裁について「中国企業への制裁が含まれており、中国は反対している。中日関係を悪化させかねず、悪循環になる」と述べ、政府に対象から外すよう働きかけることを要請した。
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【コメント】11日木堅
3月4月ころからかれこれ半年近く、レッドラインを越した越してないという不毛な掛け合いが続いています。
7月4日米軍がICBM認定をしたことで、ついにレッドラインを越したかと思いきや、相変わらず7月28日も発射を「許して」います。
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しつこいようですが、発射の瞬間は、だれも奥尻沖に弾着するという結果はわかっていないわけであり、攻撃目標が三沢・車力かもしれないし、横須賀、厚木、岩国、沖縄かもしれないし、ICBMなんだからそれこそグアムやアラスカかもしれない。
そして核を積んでいるかもしれないわけです。
米軍といえども、迎撃率は100%ではありません。在日米軍基地に危害が及ぶ可能性のあるミサイル「発射」を許容できないはずです。
論理的帰結として、米軍が「発射日時、弾種、弾着目標」を事前に察知・承知していなければ、年11回もキチガイのロシアンルーレットを受け止められる道理がありません。
米軍には事前に叩く情報力も打撃力もあるからです。
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「B-1戦略爆撃機、準備完了!」
そして仮にレッドラインを越していたとして、米軍が「やる」と決心しているなら、こんな「先制(奇襲)攻撃準備状況」をメディアに流しません。いきなり叩きます。
何かお茶の間が作戦指揮所で、逐一機微な作戦情報が入ってくるかのような錯覚が世間にありますが、本気の攻撃企図は絶対に事前に漏れることはありません。
今回の動きは未だ掛け合いの状態が続いているということです。
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予算という観点でも疑問があります。
米国製ICBMで一発30億円と言われています。
大量調達でその値段でしょうから、北朝鮮では50億を超える可能性もあります。日本がH2ロケット1発打ち上げ失敗したときですら、かなりの痛手があります。国民の食料に困り、張りぼてビル群の国家予算で、年間11回(14発)もの予算がどこからくるのか。パチンコ献上金でも追い付かないでしょう。
発射実験としてデータを取ろうとするならともかく、グアムに「威嚇目的で一度に4発」とか、そんな気前のよい撃ち方をするほどの余裕が、予算上も総保有量的にもあるとは考えにくいです。
予算のみならず、技術力、生産力等でも疑問があります。
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ちなみにですが、変更がなければ今現在でも米国人は北朝鮮への渡航(旅行)ができます。(先日は7月27日で禁止になると書きましたが、いつのまにか、9月1日まで延期になっています。)
今から戦争をしようとしている相手国の人間を自由に旅行(スパイ)させる国などないし、人質となる自国民を相手国に差し出す国もありません。
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米、9月1日から北朝鮮渡航禁止=解放学生の死亡受け (時事通信) 08月02日
https://news.goo.ne.jp/topstories/world/60/6bbbe2afc238c1ae47e26ff8dc1c0dde.html
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もちろん「だから何も起きない、安全だ。」などとは思っていません。
米朝の掛け合いは、対中国という文脈でとらえるべきであると考えます。
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冒頭紹介した③④の記事にあるように、北朝鮮への制裁は実質対中国の制裁という側面があります。
実際、公明党に泣きを入れてきていますので、中国が痛がっていることが明らかです。
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4月の米中首脳会談(4月7日)で開始した貿易交渉「100日計画」が7月16日で期限切れとなっています。
それを受けての対中国作戦計画が発動されたのだという見方ができます。

中国経済崩壊の兆候も、踏み込んだものがちらほら見えてきました。
9月1日の米国人渡航禁止開始以降、要注意です。
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ビットコイン分裂へ 取引急増で対立、中国勢強行  2017/8/2
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD01H7Y_R00C17A8EA2000/
毎週5000万円値下がりも!北京市の中古不動産市場の下落止まらず レコードチャイナ2017年8月8日
http://sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=178582&ph=0
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(参考)2017年北朝鮮ミサイル
①2月12日 日米会談中(北極星2:最高高度550km、500km飛翔、潜水艦発射(最大3000km推定))
②3月 6日 4発同時 KN15 最高高度260km、飛距離1000km飛翔
③3月22日 失敗
④4月 5日 60km飛翔(失敗)北極星2型
⑤4月16日 失敗(#1Xデー:金日成誕生日15日)
(4月25日 #2Xデー(軍創設記念日) 大規模砲撃演習)
⑥4月29日 失敗
⑦5月14日 北朝鮮5,000km級弾道ミサイル発射(火星12)
⑧5月21日 北極星2型(KN15、固体燃料射程2000km)) 最高高度560km
⑨5月29日 最高高度120km、450km飛翔、排他的経済水域内弾着
・6月 8日 地対艦ミサイル発射
⑩7月 4日 火星14号(移動式固形燃料)、最高高度2802km 933km飛翔(39分間)排他的経済水域内弾着、射程最大8000km(推定)
⑪7月28日 深夜発射、北海道沖150km弾着 高度3500キロ、飛行距離約1000km 飛翔時間約45分間

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