Media 有志の会より時事情報をお届けします ※必ずしも中矢伸一個人の意見ではございません

「将来の夢は?」という問いかけについて

「将来の夢は?」という問いかけについて

 

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ドラゴン桜

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E6%A1%9C
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【コメント】30日木堅
唐突ですが、最近寝起きにマンガを読みます。
一日一話であれば、無料でコツコツと読み進めることができるアプリ(サイト)があり、それが生活のリズムのひとつとなっています。
寝起きに、というところに実は語りたい理由があるのですが、話が本題から逸れるのでそこは省略します。

先日読んだ「ドラゴン桜(2003〜2007連載)」という作品において、ハッとさせられる内容がありましたので、それについて取り上げたいと思います。
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作中、東大理Ⅲ類を志望する超優秀な高校生が「なぜ医者になりたいのか?」という問いに対して答えた内容についてです。
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(73話 進振り)
「特に医者を目指しているわけではない。理Ⅲが日本で一番難しいから目指している。」
「やりたいことを探すのに、東大が都合がいい。東大は当初全員教養学部で、そこから進路を選択(進振り)することができる。」
「今は何も知らないし、経験もない。大学に入ってから情報を僕は集めていく。その猶予を与えてくれる東大は自分にとってベストの環境だと思う。」
「(やりたいことを早く決めて、準備した方がいいんじゃないの?という問いに対して)進路を決めるためには判断材料、情報が必要だろ。情報が足りないのに決断しちゃうなんて、全く理解できない。」
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もちろんこれを読んで「そうだ!やっぱり東大を目指すべきだ!!!」なんてことを書きたいわけではありませんよ(笑)
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「情報がないのに、決断できない」という指摘に、その通りだなというちょっとした衝撃を受けたということです。

ただ、なるほどと思う一方で、
じゃあ、情報・経験さえあれば本当に判断できるのか?
あるいは判断に足る情報って集められるのか?
そしてその決断した進路で確実に成功することはできるのか?
そうも思いました。
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よく小学生に対して「将来の夢は?」という問いかけがなされます。
総理大臣になりたい、医者になりたい、弁護士、パイロット、スポーツ選手、お嫁さん、ケーキ屋さん、学校の先生、親の仕事、、、、
基本的にそんな無邪気な回答を大人は期待し、そして残念な回答には「最近の子供は夢がないなぁ」なんて昔の自分を棚に上げてボヤくのがお決まりです。
かといって、では何を目指すのが正解という確たるビジョンが、実は大人側にもないのが実態でしょう。
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子供に対する「将来の夢は?」という問いが害悪だと自分が思うのは、
職業という「手段」・「中間目標」でしかないものが、人生の目的・最終目標であるかのような誤認を促進させるものであり、かつ「勝ち組/負け組」という無意識の二元的価値観がそこに隠されているからです。
それは、金持ちになること・有名になることがこの世の成功=目的という価値観であり、その夢が破れたら負け組、人生が無価値であると誤認させる恐れがあります。
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「将来の夢」というものに対する予想解は、基本的に「職業」という暗黙の常識がありますが、
そこにそもそもの間違いがあると思います。要は目的と目標、あるいは目的と手段の錯誤(手段の目的化)です。

医者になった瞬間に霊性が向上するわけではありません。医者としてどのような目標をもって人生を全うするかが問われます。
ましてや「東大合格」した瞬間に、霊性向上なんてこともありえません。志望校合格というものは、単なる中間目標です。
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人間がこの世に生を受けた目的とは、「霊性の向上」であることがこの世界の真相であるというのが、ここに何かの縁で訪れている方々には、説明不要の前提としてよいと思います。
(参考)『日月神示―この世と霊界の最高機密』

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この人生の目的を知っているか知らないかが、目的と手段を履き違えないための大きな分かれ道となると思います。
目的を見据えれば、本来は社会的地位であるとか収入の多寡といったものは、本質的には霊性の向上とは何も関係がないわけでありますが、
一方で、人間が安きに流され自堕落に陥らないためには、適切な努力目標というものが必要であると思います。人を蹴落として相対的に優位に立つ競争ではなく、絶対評価として切磋琢磨、相互に磨き合う健全な競い合いというものはあってしかるべきです。霊性の向上とはそういった努力の先にあるのだと思います。
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そのための手段・目標のひとつが、職業選択であって、能力(ポテンシャル)・性格に見合った、職業という今生の学びの場を選択するということです。
学校選択の目的とは、自己の能力に合致した健全な切磋琢磨環境の選択なのだと思います。要は学力の低い集団の中でお山の大将になっても人間は伸びないし、学力の高すぎる集団の中では落ちこぼれてしまい挫けてしまうということです。学力と人格は一致しませんが、引き寄せの法則の積極的逆利用という見方もできるかもしれません。
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最後に話をドラゴン桜に戻すと、
「情報がないのに、決断できない。」
というのは、一般論においては確かに極めて正しい意見だと思いますが、不正確であろうと思います。

職業を「夢」だという発想が、正しい決断をしなければならないという思い込みをつくりだしているのであって、
霊性の向上という目的においては、どのような職業(手段)で取り組もうと、
職自体が人の道に外れた世界でない限り、そもそも間違った決断というものはないはずだからです。

超優秀学生曰く、
「特に医者を目指しているわけではない。理Ⅲが日本で一番難しいから目指している。」

一見鼻持ちならない言い草ですが、自分を成長させる環境選択という意味では、この態度が実は正解であると思います。
人生の目的さえ見失わない限り、偏差値で学校を選択するという方法もあながち誤りではないのでしょう。

勝ち負けという相対評価的土俵でなく、自己の成長という絶対評価的土俵で向上心を持たせることができるか、ということが教育の鍵だと思います。
今のサトリ世代といった若者には、「勝ち組になれ」という発破よりも、そのような言い方の方が心に届くのではないかとも思いました。
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「それって当たり前ジャネ?」

そんな反応だったりするのかもしれません(笑)
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(余談)
くだらない話かもしれませんが、「 寝起きに読む」という話については、狙いは二度寝防止です。
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夢うつつで起きるのがつらい状態でも、漫画であれば意外と目を開いて読むことができます。
漫画を読むと、脳波を何波か知りませんが覚醒状態に持っていくことができて、起きる辛さがかなり軽減できます。

何個も目覚まし時計を置くよりはよほど効果がありますので、是非お試しください(笑)

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