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中国当局が南シナ海で海賊行為

 

【緊迫・南シナ海】中国がベトナム漁船を攻撃か パラセル諸島近海、妨害が再活発化 – 産経ニュース2017.6.29
http://www.sankei.com/smp/world/news/170629/wor1706290010-s1.html

【要約】
現地メディアのトイチェ(電子版)が24日伝えた被害内容によると、船長が18日午前7時ごろ、他の漁民らと操業中、小型船2隻が漁船に近づき、軍服姿の2人が漁船に乗り込み別の場所へ移動するよう求めてきた。2人は船を大破させた上、船長に暴行を加え、物品も奪った。被害額は10億ドン(約490万円)と推計されるという。

VFSのグエン・ベト・タン議長は、中国当局による攻撃との報告を受けているとした上で、「現地の漁業組合から詳細な情報を待っている」とした。中国が軍事拠点化を進める同諸島にベトナム漁船が近づかないよう、「攻撃が続いている」とも訴えた。

【コメント】29日木堅
一見いつもどおりの南シナの衝突ですが、今回は本質的に変化があったと思います。

産経は「中国が攻撃」という表現をしていますが、不正確です。
これは軍事的な用語としての「攻撃」には当たりません。明白な「海賊行為」=犯罪です。

これにより軍・政府当局末端の統制が取れていないこと、また解放軍(その他政府当局含む。)は、今もやはり馬賊の集団に過ぎないのだということが露呈しました。
仮に中国に当該海域の領有権があろうとなかろうと、略奪行為は明白な犯罪・国際法違反です。

一見いつもどおりの無法にしか見えませんが、国家が組織的に海賊行為をするということは想像以上に重大なことだと思います。
これによって南シナ海の領有権問題が、別のステージに突入したと思います。

「領有権争い」では中立性の観点から他国が干渉しにくかったものが、重要なシーレーン上で海賊行為を働いたとなれば、無視できません。
中国を犯罪国家として国際包囲網を構築しやすい形、別な言い方をすれば、国際社会として干渉せざるを得ない状況となったということだと思います。

この件については、中国は当局の関与の事実はない、国籍不明の民間人による犯行と、しらばっくれるしかないでしょう。

今後の動きに注目です。
最近キレのある菅長官のコメントにも期待したいところです。

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