Media 有志の会より時事情報をお届けします ※必ずしも中矢伸一個人の意見ではございません

北朝鮮問題、現時点の整理(4月27日)②

前回の記事はこちら。
 
 
[今後の見立て]
・米中ロの意図としては、北朝鮮にはこれまでの位置づけでいてほしい。増長なんてもってのほか。まして朝鮮半島統一されて、ちゃぶ台返しで日本と国交でも結ばれたら、米中ロは全てを失ってしまう。
・よって昨今の朝鮮半島の混乱を見るに、かつて米ソ間での「信託統治領にすべき」という共通認識が、再びよみがえった可能性がある(仮説)。
よって、以下の2パターンを想像します。
①朝鮮半島を、国連安保理を通じて米中ロの「信託統治領」にする。ただし、在韓米軍は撤退(THHADは残すかも)。

 

②似たような意味合いですが、金正恩を斬首もしくはクーデターで追い落とし、先ごろ暗殺された金正男の息子、ハンソル氏をトップに据える。この場合も在韓米軍は撤退(THHADは残すかも)すると思いますが、親米、親ロ政策をとらせられるのであれば、米ロはOK。金王朝維持もできるので、金永南氏もこれなら呑むような気もします。
 
ぶっちゃけ、チャイナは得るものがあまりありませんが、現在の北朝鮮に対するコントロールが効かない時点で、発言権が大幅に低下していますので、大幅譲歩は仕方ないでしょう。
 
これができれば、
米国:朝鮮半島の赤化を止め、かつ不安定状態を維持することで、第7艦隊を派遣、維持できる。チャイナを引き続きけん制できる。
チャイナ:朝鮮半島への発言権はなんとか維持できる。国内向けにも何とかメンツは立つ。北朝鮮地下資源利権は米中ロで山分けにせざるを得ない。
ロシア:朝鮮半島にこれまでより明確なプレゼンスを確保。また地下資源利権も確保し、目に見える形で外交成果としてアピールする。
 
ちょっと日本にとって都合のいい妄想でもありますが(^-^;、結構現実的な落としどころだと思います。
 
[日本にとって]
・27日現在、安倍首相は訪露し、プーチン大統領と話をしています。経済協力についても話はするでしょうが、北朝鮮に影響力の大きい、ロシアと話をするのは絶好のタイミング。トランプとは安倍首相は相変わらずの蜜月。拉致被害者奪還の悲願は、トランプ氏にも伝えてある。
・上記今後の見立て①②いずれの場合でも、半島に米国勢力のプレゼンスが増せば、拉致被害者帰国が大きく進むのではないでしょうか。日本の悲願である全員奪還がなれば、2020年まで安倍政権は安泰でしょう。
・また、北朝鮮の地下資源開発には、日本の金と技術が必要。その意味では、日本も北朝鮮利権にかむこともできる(拉致被害者奪還が前提)。
・ちなみに、これまで拉致被害者全員奪還が遅れているのは、拉致被害者ではなく、第2次大戦での残留日本人や、「地上の楽園」に騙されて、北朝鮮に渡った当時の日本人などの帰国を優先させていた、外務省の悪意ある不作為などが主要因とみています。
 
「害務省」なんて言われないように、彼らにはぜひ自らを律していただきたいと思います。

以上

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