Media 有志の会より時事情報をお届けします ※必ずしも中矢伸一個人の意見ではございません

「軍事研究容認」と叩かれても伝えたいこと

 

「軍事研究容認」と叩かれても伝えたいこと 2017年4月11日
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/031500046/040600006/?n_cid=nbpnbo_twbn&ST=smart

2016年9月28日放送 NHKクローズアップ現代「“軍事”と大学~岐路に立つ日本の科学者たち~」 ? Togetterまとめ
http://togetter.com/li/1030655https://m.youtube.com/watch?v=M0-T06g1qvI
・防衛装備庁:防衛技術戦略、中長期技術見積り、研究開発ビジョンの概要
http://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/plan/zentai_gaiyo.pdf

【要約】
防衛省が大学に軍事研究させるための予算が6億円から110億円に。
政府の進めようとする軍学共同の動きと、それになびく科学者、抵抗する科学者。

【コメント】20日木堅(2016年10月10日記事リメイク)
防衛装備庁による戦略的施策の歴史的第一歩であったと思います。
民間企業に対する研究資金提供(ファンディング)が、20倍近くにまで拡大し、その研究「成果も公表可」としました。
デュアルユースという表現が一般的ですが、軍事用技術と民間用技術という線引きが最早不可能であり、民間技術からの軍事への転用、軍事技術からの民間への転用が常態です。
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「研究成果の公表可能」という点が、画期的であり英断だったと思います。
防衛省という秘密主義業界が、この一歩を達成したことで、大学による基礎研究協力を掘り起こすことができたと思います。

秘密主義とは、実は「なにを隠していいかわからないから、とりあえず秘密にする」という態度が実態だったりします。ゆえに本当は隠す必要のないものまで秘密になりがちです。
ファンディングによる研究成果は秘密ではないという判断は、装備庁という一元的組織ゆえにできたのでしょう。
防衛産業としては、旧技術研究本部だけでは追い付かなかった基礎研究が、これで全国にそのすそ野を広げることができるようになります。
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一般大学としても少子化のなかで研究費の交付金が尻すぼみの苦境において、一件3000万円は救世主でしょう。しかもひとりで複数件の申請が可能です。(3件勝ち取れば9000万)
防衛装備移転三原則を守り、死の商人を許さない、いじらしいほど健全な我が国の防衛産業において、WINWINの傑作的国家戦略であると思います。

ただし、NHKクローズアップ現代の編集は、防衛省の誘惑に、科学者がその理念を捨てて金に転んだという作りになっています。
その理念とは、「過去に核兵器を生み出した反省から、科学者は軍事研究をするべきではない」というロジックですが、軍事研究=「核兵器開発」=「非人道的兵器開発」というすり替え、
要するに「軍事研究科学者=人殺し」
いう悪意のあるすり替え・印象操作がそこに伴います。
この言いぐさは、「防衛予算は人殺し予算」と実はまったく同一で、「科学者は国防に協力してはならない」という売国論理です
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この詭弁が、ほんの10年前なら凄まじい猛威を振るい、政治生命・研究者生命を奪うものでありましたが、
今や情報支配不能なネット社会を迎えて風向きが変わりました。
今なら「あなたはこれを『人殺し予算』」と言うのですか?
と、共産党の「失言」を逆手にとって、そのように切り返すことができます。(昔はこれは失言ではありませんでした。)
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聞いた話ですが、反日左翼の巣窟『東大』が「文科省からの交付金の半分」を持っていってしまうそうです。
ただでさえ交付金が減少している大学の予算環境では、各大学研究予算の捻出は常に頭の痛い問題であると聞きます。
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金の切れ目が縁の切れ目、ある意味自業自得とも言える逆転です。
そのような予算環境では、いかに詭弁を弄しても科学者の防衛協力を止めることはできないでしょう。

グローバリズム世界の終焉というパラダイムシフトを迎えても、一足跳びに軍隊のいらない世界とはなりえません。国を守るためには軍事的優位を維持しなければならない世の中は今後も続きます。

諸外国は、軍事開発・産業維持のためには戦争を故意につくりだしてでも、その消費ビジネスを成り立たせてきました。


戦争という「消費」の伴わない防衛産業を維持発展させるビジネスモデルを打ち出すことが、日本に求められる大きな役割なのだと思います。


(補足)
ちなみにYouTubeの編集は、あまり売国的要素を感じさせず、きれいにまとめてますが、全編は人殺し予算の拡大という編集になっています。
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